院名:あお整骨院笠間院 住所:〒319-0204 茨城県笠間市土師1285-19 
電話番号:0299-56-4282

骨盤矯正・妊婦の治療

妊娠・出産時に起こる身体の変化

妊娠・出産時に起こる身体の変化妊娠時には赤ちゃんを育み、無事に出産できるよう、骨盤や筋肉、子宮、胸部、姿勢など身体のさまざまな部分が大きく変化します。

骨盤の変化

赤ちゃんをスムーズに産めるよう、妊娠するとリラキシンという女性ホルモンの分泌量が増えて骨盤が徐々にゆるんでいきます。妊娠末期には骨盤自体も大きくなり、股関節の幅も変化して骨盤前面にある恥骨結合が離開を起こします。このゆるみが大きくなり過ぎて恥骨結合が裂けることもあります。

骨盤周囲の筋肉の変化

腹直筋

ボディビルなどではきれいに割れた腹筋をシックスパックと呼びますが、これが腹直筋です。妊娠末期になると子宮が大きくなって腹直筋離開が起こり、腹直筋の中心が離れます。通常、この離開は出産後、自然に戻るのですが、トレーニング方法を間違えてしまうと離れたまま戻らなくなって産後の体型崩れを起こす場合があります。

腹横筋

腹部全体を覆う筋肉です。体幹の固定や内臓の位置の安定にかかわるインナーマッスルで、これを鍛えることでお腹周りをすっきりさせる効果が期待できます。妊娠後期にはこの腹横筋がとても薄く引き伸ばされてしまっているため、しっかり鍛えて元の機能を取り戻さないと産後の体型崩れだけでなく、腰痛、恥骨痛、股関節痛などを起こす原因にもなってしまいます。

骨盤底筋群

内臓をハンモックのように支え、下に落ちてこないようにしている筋肉です。妊娠中には胎児や胎盤、羊水などの重みが加わるため、骨盤底筋群には大きな負担がかかっています。産後は重みが一気に少なくなるためこの筋肉がゆるんでおり、それを放置していると尿漏れや頻尿、痔、子宮脱などを起こす原因になってしまいます。

胸部の変化

通常時の子宮は長さ約7cmで約50グラムですが、妊娠末期には約30cmで約1000グラムにもなり、子宮内部には3000グラム前後の胎児と約500グラムの胎盤、さらに羊水が加わります。子宮が大きくなると、胸部と腹部を隔てている横隔膜が押し上げられます。胸部の体積が少なくなると肺気量が減少して十分な呼吸ができなくなる可能性がありますので、妊娠時には胸部の横幅や胸囲が大きくなることでスペースを補っています。

姿勢の変化

おなかの赤ちゃんが成長していくと、おなかが前に出てきて身体の前面が重くなります。そのため、無意識に状態をそらしてバランスを取るようになるため、腰痛になりやすい状態です。

産後の骨盤矯正について

産後の状態

産後の状態出産時には、恥骨結合と仙腸関節が開き、骨盤の開きがピークとなります。骨盤をゆるませる女性ホルモンのリラキシンは、出産後の1年間ほど分泌が盛んな状態が続きます。骨盤がゆるんでいるので元に戻しやすく、骨盤矯正の効果が出やすい時期です。

また、妊娠後期には上体をそらした姿勢を取ってバランスを保っていた身体は、出産で急激に重心が変わってもなかなか対応できません。骨盤矯正は身体のバランスを整えるものですから、より短い時間で効果的にきれいで正しい姿勢を取り戻すことにつながります。

また、出産後にはほとんど24時間体制で行う赤ちゃんの世話があります。抱っこ・授乳・沐浴といった赤ちゃんの世話は身体の左右どちらかに大きな負担がかかる姿勢が多いため、アンバランスな力が骨盤にかかり、ゆがみが起きやすい時期です。特に産後は骨盤がゆるんでいる時期なので大きな影響を受けやすくなっています。放置していると姿勢や体型の崩れが起きやすく、矯正の効果が現れにくくなってしまいます。

妊娠・出産では筋肉もさまざまなダメージを受け、産後はそれが蓄積している時期です。おなかの筋肉が薄く引き伸ばされて腹筋の役割を果たさなくなっており、上体をそらす姿勢を続けていたことで背中から腰への筋肉が固くなって縮んでいます。他にも腹部を中心にさまざまな筋肉がダメージを蓄積しているため、しっかりとしたメンテナンスやケアが重要になってきます。

産後に起こりやすいトラブル

骨盤のゆがみ、姿勢の変化、筋肉ダメージなどによって産後はトラブルが来やすい時期です。一般的にはプロポーションの崩れが知られていますが、健康に大きくかかわるトラブルが起こることもよくあります。たとえば、尿漏れや頻尿、子宮脱などは産後に起こりやすいトラブルです。また、骨盤のゆるみが正常に戻らないでゆがんでしまうと姿勢がゆがみ、慢性的な肩こりや腰痛をはじめとしたさまざまなトラブルにつながる可能性があります。

骨盤矯正はダメージを受けた身体を回復させるリハビリ

骨や筋肉にダメージを受けた場合、骨折などの治療だけでなく、リハビリで本来の機能を取り戻すことも治療に含まれます。ケガなどでは早い時期に正しいリハビリのプログラムを行うことで完全に機能を戻すことが可能になります。ただし、リハビリをはじめる時期が遅すぎたり、間違った方法で行ったり、不十分な状態で終了してしまうと機能が十分に戻りません。

産後の身体も骨盤などの離開や筋肉ダメージの蓄積があるため、適切なリハビリは正常な機能を取り戻すためにとても重要になってきます。ヨーロッパではこうした考え方が普及しており、産後のママに対するリハビリケアプロフラムが充実していますが、日本では赤ちゃんに対する公的な医療制度はかなり充実しているのですが、ママに対するサポートはいろいろな意味で不十分なのです。

当院では、大事な時期である産後の女性に向けて、骨盤矯正を中心にしたリハビリケアを提供し、できるだけ早く元の身体を取り戻していただけるよう強力にバックアップしています。産後1年間は骨盤がゆるんでいて矯正効果が出やすく、妊娠前よりさらに健康できれいになれる可能性もあります。以前から姿勢が悪く、筋肉をアンバランスに使っていた方や体幹が弱かった方の場合、慢性的な肩こりや腰痛の解消、サイズダウンなどにもつながることがよくあります。

当院の産後骨盤矯正の流れ

Step1問診

痛みなどの症状や動かしにくさなど、お悩みについてしっかりお話をうかがいます。

Step2検査

姿勢分析器、高精度体成分分析装置などを用いた精密な検査を行い、お身体の状態を調べます。こうした検査でご自分の身体にどの程度ゆがみがあるのかを実際に目で見てご確認いただけます。また同様の検査を定期的に行うことで、治っておく様子も確かめられます。

Step3治療方針の決定

必要な矯正の施術についてくわしくご説明し、最適なプログラムを相談しながら作っていきます。内容にご納得いただいたら治療を開始します。

Step4姿勢矯正

妊娠中は上体をそらしていた状態ですが、出産後は育児で前屈みになる機会が増えます。また、片方の手で赤ちゃんを支えるため、育児期間はアンバランスな姿勢を取りやすく骨盤のゆがみが定着しやすい時期です。
そこで、大きな負荷がかかりやすい肩甲骨周辺をマッサージでしっかりほぐし、それから姿勢矯正を行って体の軸をまっすぐに整えます。

Step5骨盤矯正

出産後は股関節と骨盤が横に広がってゆがみ、ねじれています。これを正しい位置に矯正していきます。当院では安全で効果の高いソフトな手技を中心にした矯正を行っていますのでご安心ください。これにより、疼痛の改善、ウエストのくびれ回復、骨盤幅の縮小といった効果が期待できます。効果をすぐに実感いただけるケースもよくあります。

Step6セルフケア指導

院内で受けるリハビリだけでなく、自宅で行うセルフケアも重要です。ただし、正しいやり方で適度に行うことが必要ですから、当院ではお一人おひとりに合わせて専門家がプログラムを作製した上で、しっかりご指導しています。たとえばストレッチに関しても、呼吸や視線、手足の位置・間隔・角度などによってその効果が全く変わってきます。正しい方法を覚えて、効果的にきれいと健康を実現していきましょう。

Step7効果の確認

矯正施術後に、姿勢分析器などを用いて姿勢や痛みの改善状態、ウエストや骨盤の状態の変化をご確認いただいています。Before/Afterを実際に目で見てご確認いただけるため、モチベーションアップにもつながります。

産後の骨盤矯正スケジュール

骨盤矯正を開始するのは、産後2ヶ月~半年が理想的な時期です。

少なくとも1年以内に治療を開始することで満足できる効果につながります。何年も経過してからの骨盤矯正も可能ですが、満足できる結果につなげるためには治療期間がどうしても長くなる傾向があります。

3ヶ月の間に10回が目安となる頻度

効果の出方には個人差がありますし、セルフケアの内容や回数、開始時期などにより期間や回数が増えることもありますが、目安となる骨盤矯正プログラムのスケジュールは3ヶ月の間に10回の通院です。

なお、骨盤矯正の効果は早ければ初回で、遅くとも最初の3回でご実感いただけますが、治療で正しい位置に戻った骨盤の位置や状態を安定させ、筋肉を回復させるために全体で10回の通院が必要です。

10回の通院スケジュールは、最初のうちは週1回、骨盤が安定して筋肉が回復しはじめたら2週に1回のペースが最適です。

0299-56-4282 0299-56-4282
一番上に戻る